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わさび仕事


        植え付けくわ

これが特注!植え付けくわです。 植え付ける時 一番気をつけることは、植える苗の毛の周りに細かい砂が行くようにする事です。 そうすることにより 早く苗が作土に定着し また植えたばかりの苗が倒れにくくなります。といってもなかなか熟練の技が必要です わさびの できふできは 植え付けてからの 2〜3ヶ月の生育が重要なので 特に神経を使います。


1坪あたり70本から80本 (25センチ程度の間隔)で植え付けます。 苗には収穫したわさびから株分けして取れた苗(分根苗ぶんこんなえ)と 種から育てた苗 (実生苗 みしょうなえ)、 バイオ苗 (わさびの成長点の細胞だけを 試験管の中で純粋培養し増やしたもの)があります。 写真の家では平均的大きさのわさび田で 6坪あります。 苗にして450本 を植え付けます。植える時間は1人で1時間半くらいかかります。


日除け作業



 4月下旬頃から10月頃まで有東木では、日除けのための寒冷紗をかけます。
 どのわさび田にもかけるわけではありませんが空が開けていて、日差しを遮る木々が無い田では、寒冷紗をかけた方がわさびの生育がいいので、写真のような寒冷紗(遮光率70%)をかけます。 (寒冷紗は大きなホームセンターで扱っています) 

 毎年台風などで、傷んでしまうので修理をしながらの寒冷紗かけで、なかなか大変な仕事です。


草取り・ごみとり
 常に水が流れているわさび田にも草が生えます。 そのまま放っておくとわさびの成長を妨げるので早めにとります。 また枯葉等のごみも水の流れを止めてしまうのでやはりとります。植えてからも日ごろからの見回りを怠らず わさび田を管理する事がとても大事です。
写真は植えて2ヶ月のわさびの根元に生えた雑草(はこべ)。


防寒作業
 11月後半から3月上旬までの間、寒い環境のわさび田には寒冷紗(かんれいしゃ)と呼ばれる目の粗い布 かビニールをかけてやります。 寒い時期の細かい作業なのでとても大変です。 写真はビニールをかけてある様子です。


収穫
 1年半ほどたつと収穫の時期が来ます わさびは、適度な水さえあれば、1年中収穫が可能です。 注文や市場の動向を見て収穫していきます。わさび農家をやっていて一番楽しみな時です。


運び出し
 1つのコンテナにわさびを1杯入れると15キロほどになります。 ほんの30年前までは林道もなく、 もちろんモノラックもなくすべて人力でやっていた事を思うと、先祖の人々の大変さがわかります。
 今はほとんどモノラックが引いてあり 力仕事というものがなくなりました。
     
    コンテナの正しい持ち方

 コンテナの持ち方にはコツがあります。それは利き腕側の腰骨の上に コンテナのへりをかけて 利き腕でコンテナを持ち コンテナの重さに対してバランスをとるように体を傾ける このとき腕は伸ばしたままである。こうする事により案外楽に持つことができます。 私はプロなので両側に持つ技を習得しています。

     ホンダアクティSDX寒冷地仕様

 すべての軽トラの中で選ぶならこれしかない!ハンドリング、4WD性能、経年変化などどれをとっても最高である、仕事柄いろいろな軽トラにのる機会があるが 「こんなに違うんだ」の1台。 注文つけるとするとターボがほしいそれだけである。(有東木は坂がキツイ!) 以前乗っていた前の型のホンダアクティは13万キロ乗ってもエンジン元気ハンドルのがたも少なく、いまでも車の修理工場の代車として元気にやっています。 (^o^)


わさび仕分け作業
 収穫してきた砂つきのわさびを洗い、1つの株を、根わさび、苗(そのまま、またわさび田に植えます) 茎(わさび漬けの原料になる)などに分ける作業。(詳しくはわさび図鑑で)
林道がない時代はすべて収穫したそのわさび田で、この仕分け作業をやっていました。 冬などは寒いので簡易ビニールハウスなどをわさび田に作り作業をやったものです。 
子供達が使っていたベビーバスを洗い桶にしていますがとっても重宝しています。


        毛とり作業
 わさび仕分け作業で洗い分けた根わさびの毛を取ります。この作業は各わさび農家で使う道具がまちまちなのですが、家では百円ショップで買ってきた小刀で削ぎ落とします。大変熟練を要する仕事で、最初のうちはよくわさびを傷つけてしまったものでした。


          仕上げ作業
毛をとったわさびを1本1本ブラシで水洗いしていきます。 
ブラシをかけるとわさびはとてもきれいになるのですが、あまりかけすぎると逆にわさびを傷つけてしまうので注意が必要です。
水仕事なので寒い時期はとてもつめたく大変です。冬の時期はゴム手袋の中に軍手をはめて2重の手袋で作業をしています。


          箱詰め作業
毛を取りそしてきれいにブラシで水洗いされたわさびを、ようやく発泡スチロールの箱に詰めます。
 そして、忘れずに納品書をいれPM7時頃宅配便のお兄さんに大事なわさびを託します。

最後までご覧いただきありがとうございます。
少しでもわさび仕事がわかって頂ければ幸いです。

  


静岡市認定農業者 白鳥義彦
〒421-2303静岡市有東木691
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